キンプリ見てないけどキンプラに興味あるあなたへ

キンプリ?よく分からないけど今何か映画館でやってるんだよね?
でも続編なんでしょ?前の知らないしちょっとなー。
というあなた!

何にも知らない状態でキンプラに行くの、ありだと思います!!
情報量はかなり多いですが、お話としてはシンプルに「スポーツやってる男の子たちが大会優勝を目指す話」です。
挫折や特訓の様子を眺めたら、あとはただただ大会を観戦しましょう!とてもきらめいている彼らの姿に圧倒される瞬間、劇中の観客のような気持ちになれるはずです。
(今回5.1chなので、映画館の迫力が段違いです。後からレンタルや配信で見るよりもぐっと来ると思いますよ!)

とはいえ、もうとにかく情報量が多すぎる映画なので、「今の何」「知識あれば今の分かるのかな!?」と混乱する可能性は大いにあります。
が、ぶっちゃけ、全予習は、無理です。
あと、たとえ全知識あっても大混乱するくらいの新情報もぶち込まれているので、どのみち混乱はします。

でもやっぱり予習したい!というあなた。
ありがとうございます!!

まずは前作「KING OF PRISM(通称キンプリ)」を見ましょう!たったの60分です!

気になったら、「プリティーリズム レインボーライブ(通称RL)」もオススメですが、こちらは全51話と長いです。
かいつまんで見たい方は、公式から出ている抜粋DVD「ROAD to Over The Rainbow ~デビュー2周年記念DVD~」に収録されている回がオススメです。
http://kinpri.com/sp/news/detail.php?id=1027929

……わざわざそのためにレンタルしたり有料配信見たりするの面倒だなーって?
分かります分かります。オタクって忙しいですしね!
そんなあなたには、公式が無料配信しているこちらのおさらい動画をオススメします!
この2本だけでとりあえず大丈夫です。

90秒で分かるオバレ
https://t.co/x5VVkHA62S

90秒で分かるキンプリ
https://t.co/nSTBdCfyQF

いや、いま出先だから動画は見られないんだよね……、でも簡単な予備知識くらいは仕入れて行こうかなー、という方もいますよね。
というわけでちょっとだけ用語集を。(私もあんまり知識に自信ないので間違ってたらごめんなさい!エリートの皆様は指摘くださると嬉しいです!!)

・プリズムショー
歌・ダンス・ファッション・フィギュアスケートを融合させたスポーツ。
競技者はプリズムスタァと呼ばれ、芸能活動をする者もいる(全員アイドルというわけではない)。
「プリズムジャンプ」と呼ばれる必殺技が特徴。スペシャルアピールとかメイキングドラマとかみたいなもの。詳しくは見た方が早い。

・エーデルローズ
主人公たちの所属する、名門プリズムショースクール。シュワルツローズの策略により経営難に陥っている。

・シュワルツローズ
エーデルローズを潰すために作られたライバル校。
エーデルローズとシュワルツローズは、トップ同士が異母兄弟で因縁の仲。

・Over the Rainbow
エーデルローズの主力ユニットで、アイドルとしても活躍している。通称オバレ。
メンバーは神浜コウジ、速水ヒロ、仁科カヅキの3人。

・コウジの渡米
コウジは、前作キンプリにて、ハリウッドの大作ミュージカル映画の音楽制作のために渡米した。
多額の契約金でエーデルローズの経営難を救うためだったが、渡米に伴いOver the Rainbowは無期限活動休止してしまう。

・プリズムキングカップ
4年に一度のプリズムショーの大会。優勝者はプリズムキングと呼ばれる。

・pride
コウジが作曲した、ヒロの代表曲。
この曲を巡ってめちゃくちゃたくさんのことがあったためとても思い入れがあり、ヒロはプリズムキングカップにもこの曲で出場するつもりだった。

キンプラを見るにあたって知っておいた方がいいのはこれくらいかな?と思います。
あとは見て感じてください。
そしてもし、もっともっと知りたくなったら、ぜひ関連作も見てみてくださいね!

それでは!

キンプリ→プリリズRL完走→世界が輝いて見える

●この記事の流れ
何も知らずにキンプリ見たよ→
プリリズRL完走したよ

この続きの話
(もう1回キンプリ見たよ→
応援上映参加したよ)
は別記事予定です。

もろもろネタバレしているので気になる方はご注意ください。
(でも完全初見の人にはキンプリ部分はもちろんプリリズRL部分のネタバレもあんまりよく分からないかもしれない)


●キンプリ初見
2/17にキンプリを見ました。
理由は以下の複合だったと思います。

・むやみやたらと話題になっていた
・いつも私の好みのものをオススメしてくださるフォロワーさんがめっちゃオススメしていた
・少なくとも「熱量がものすごいエンタメ」であることは確か
・武内くんが歌う

プリリズについてはほとんど知識がありませんでした。プリパラとは関係あるんだっけないんだっけ?レベルでした。
(たまたまべる店長回だけは見たことあったのですが、ほとんど忘れていました)


そして、まあ、お察しの通り、「初めて見るプリズムショーで世界が輝いて見えるようになった」という、劇中のシンくんと同じ状態になったわけです。


開幕から「待って?何このサイクリング何!?」って感じで、はわー……となっていたらオバレが出てきてその回想でもう私は既に死んでいた。見終わった第一声が「やおい……」(顔を覆う)でした。


まあそれはともあれ回想部分もよさもちゃんと初見で伝わっていたし

いろんな要素に殴られて楽しく混乱していたし

マジで世界が輝いて見え始めていました。今のとこ3回しか見てないんですけど毎回終わった後多幸感ヤバいのほんとすごい……。


●プリリズRL
さて。私はヒロとコウジの間の確執が気になって気になって仕方なくて、これを消化しないことにはそれ以外の部分に集中できないれはいかんぞ!となりまして、
2/20からプリティーリズム・レインボーライブを見始めました。(ありがとうdTV!3/31まで配信中!初回1ヶ月無料!)

2/20:1~18話
2/21:19~30話
2/22:31~35話
2/23:36~42話
2/24:43~48話
2/25:49~51話
1週間かかりませんでした。
友人に「促成栽培エリート」って言われて吹いた。いやいやプリリズエリートはマジで深いアレなんで恐れ多くて名乗れないっすマジで。でも情熱は本物を持ってる!

1話でなるちゃんに女神の素質を感じてるのほんとすごいな私(笑)。(ラブりんと会った瞬間にもう優しく抱っこするのにそう感じたとかだったと思います)


以下は(キンプリ関連記事なので)ボーイズメインに書いていきます。女子についてもめちゃくちゃ語りたいんですけど最後の方で少しだけ。


8話(ヒロとカヅキの初ダンスバトル)。回想シーンから私が繰り広げていた妄想よりも実際のヒロ様はヤバかったことに衝撃を受けます。
この部分、ロード・トゥ・オーバーザレインボウのコメンタリーでの監督の見解はもっともっとすごいんですよ……。ヒロ様どんだけコウジのこと執着してるのに素直になれないの!!?


この直後「音源ありますよ」「ショーしてる映像ありますよ」と言われて「ま じ か よ」となって死にました。公式最大手。


キンプリでは人身御供としてハリウッドに行く感じすらあったコウジですが、いや結構自分なりのこだわりはある感じなので、エーデルローズの借金問題と別のところで、才能を活かしてみたいという考えは無いわけじゃなかったろうなーと思ったり、とかもしていました。
褒めてる!褒めてるんですよこれ!!


そしてヒロの苦悩が色々伝ってきてあーってなります。pride初披露とかPRIDE両断事件とかは言わずもがななので割愛。
お風呂回。
コウジ以外のことにもちゃんと気を配れる(というかコウジ絡まなければいい男)なのは分かってましたけどそれが1話の中に織りなされてるというか、コウジがいたとしてもそれを二の次にできるの成長したなって思って……(ブレイブルークロノファンタズマのジン・キサラギは成長したなあ!みたいな話です)


とつぶやいた次の瞬間にカヅキ先輩がそれを見抜く!!


そしてコウジも前を向いて歩いて行くようになっていく!(みんなとの出会いが大きいんだろうと思います。なるに出会って曲を書いて、いとちゃんに出会って、カヅキ先輩とも話して……)


そして45話。薔薇の革命です。
本当に個人的な話、生まれや借金の話までするヒロに涙を流していました。
この子は本当にステージに立つことが大事で。でも、「コウジの歌でステージに立つ」ことが最高の喜びだったんだってことを、ちゃんと認めて、向き合って、そのためにステージを降りることにして……。それは「大好きなステージをこれ以上汚さないため」「べるたちを守るため」でもあったんだろうなって思うから、本当にどこまでも、ヒロ様は(もう本当に「ヒロ様」なのがよく分かる、スタァとしてのヒロを私はもうそう呼ぶしかない)ステージを愛していたんだなと思って。

そして(この時は本人はそう思っていた)スタァ人生最後のショー。
温泉回でも言っていたように、持った才能を、どこまでも磨いて戦うスタァだったからここまで来られた。同じ振り付けなのにカメラワークと演出の差でこんなに変わるのほんとずるいです……。だから「持ってる」って(先ほど引用したように)思ったんですけど。同じ振り付けが意味を変える、それほどの表現力を持ったスタァなんだ、って。
以下鍵つきサブアカウントからも引用しますw

"(良かれ悪かれ)すごくプロ意識のある子で、本当にプリズムショーが大切で、だからこそ過去には汚い手を使ってでもそこにいたし、だからこそ45話では汚い自分はそこから去るべきだと思ったし、でも最後の歓声には、心からの笑顔と最高の演技で応える子なんだ……"
"私はプロ意識とステージへの愛情とファンへの感謝がにじみ出てるアイドル見ると「うわーーーーすごいーーーありがとうーーーー」ってなる人なんですよね……まあ、なった、よね……"
"あーこれがヒロ様だなーって思ったし、この子はやっぱりステージに立つべきなんだって思ったし、でもこの子がステージに立っているのは、(そりゃ才能はあったけど)単に才能があったからだけじゃなくて、いろんなことがあってちゃんとここに立ってたから今ここにいるんだなって・・"

ここで私は「プリズムスタァ・速水ヒロ」に完全に落ちました。もうこの人のショーを1回でも多くこの目に焼き付けて生きて行きたい……。(なのでプリズムカップが不安だ……pride使えないよ!どうするのヒロ様!ヒロ様ーーー!!!)


女の子たちのドラマもほんと泣きまくってました。しっかりと!重くて!よく描かれていた!!!


あと特筆したいのが、このアニメ、すごく演出が上手いんですよね。
とくにショー関係は本当にすごい。いやぶっ飛んでるとかじゃなくて、上手い。

べる様のショー初披露の時も
ジュネ様のショー初披露の時も「格が違う」というのが本当に視聴者にも分かる、空気の違いが伝わってくるの最高です……。


本当に細かい部分まで神経を使って完成度高く仕上げられた作品で、1話も話が進まない回なくて、もう、すごい!とても!濃密でした!!


キンプリ本当に素晴らしいからみんなに見て欲しいし、
プリティーリズム・レインボーライブ本当に素晴らしいからみんなに見て欲しい!!
私が伝えたいのはつまりそういうことです。

こんなに短い期間にこんなにたくさん幸せにしてもらっていいのかってくらい毎日が輝いています……。
みなさん!円盤出るかどうかすらぶっちゃけまだ確定してないので!気になるならお早めに劇場へ!

2015年個人的ベストまとめ

03/10 11:57 忍殺エピソードまで更新
 

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暴力シーン苦手だけどマッドマックスのそれは好きだ

※この文章はあくまで個人の感想であり、
暴力シーンが苦手でもマッドマックスなら大丈夫だよ見ろ!と無理におすすめする意図はありません
※ソース脳内だけで書きなぐっているのであちこち間違っていたらごめんなさい

私は、実写の暴力シーンが苦手だ。とくに、一方的で反撃の余地のないもの、暴力シーンそのものが目的になっている(サービスシーン的な)もの、理不尽なもの、暴力以外の見どころがあまりないもの、あたりが。

劇場で「マッドマックス 怒りのデスロード」(以下「マッドマックス」表記)の予告編が流れるたび、私は目を伏せて終わるのを待っていた。まさに私の苦手なシーンがたっぷり詰まっているように感じられたからだ。
(結論から言うと、マッドマックスは、暴力シーンのためだけに暴力シーンをやるだとか、暴力以外の見どころがないとか、そんな映画ではなかったのだが)

マッドマックスの予告編に苦手意識を感じていた私が、それでもこの映画を見に行ったのは、公開後にTLにあふれた感想のおかげだった。普段野蛮なものを好まない人や、何を見ても冷静に分析するような人までが、熱に浮かされたようにこの映画を褒めていた。とくに、「神話だ」「セリフに頼らないシナリオ」「単純なプロットなのに驚くほど面白い」「イモータンジョーの支配構造考察」「ジェンダーの観点から」辺りの話に心惹かれた。

いざ見始めてみると、前半——具体的に言うと、フュリオサがある事実を知らされてしまうまで——は、「面白いし、上手い映画だが、しんどい」というのが本音だった。次から次へと繰り広げられる荒々しく泥臭い暴力や爆発に、私は身をちぢこまらせ、息を止めていた。

だが、前述のシーン辺りから、私は急速に引き込まれていく。それまでの部分が私には魅力的でなかった、というわけではない。そのシーンをきっかけに、私がこの映画の良さを感じ取れるようになったのだ。
フュリオサの絶望がダイレクトに胸に迫る美しい「静」のシーンによって、今までの騒々しさ、荒々しさがどれだけ意図的に組み上げられたものか気づいた。この映画は、ド派手なシーンを何も考えず山盛りにしたような作品ではない。もちろん観客は何も考えずに楽しむことが出来るのだが、それすら「難しく考え込む必要がなく、感情や感覚で楽しめる」ように練られているゆえではないか。

こうして振り返ってみると、とにかくよく練られた作品なのだ。
たとえばニュークスが「木」を知らないくだりの情報量はすごい(女たちは知っている、というのがまたいい描写なのだがここでは触れない)。
ウォーボーイズたちは知識が(驚くほど)ないが、機転をきかせるだけの知恵はある。それなのに彼らがあまりにも蛮勇なのは、それしか無いからだ。環境が、数少ない知識が、存在意義を与えてくれる価値観が、彼らを駆り立てる。彼らは他に承認欲求を満たす行為を知らないのだ。そう考えると、ここまでの彼らの馬鹿馬鹿しく暴力的な行動の数々が急に意味を持ち始めた。あれは単に映画にスリルや華やかさを与えるためではなく、彼らを真に描写するために必要だったのだ。

マッドマックスは、単純にカットできるシーンがほとんどない、情報量が画面いっぱい尺いっぱいに詰まったすごい映画だ。
画のインパクトや説得力で言葉でなしに世界観を理解させたり、ディテールにも注意が払われていたりするので、画面の隅々まで「この世界ならそうだろうな」と頷ける。
それなのに決して押し付けがましくも説教くさくもない。すごくて、興奮して、燃えて、ヤバい。褒めるのに複雑な語彙が要らない。
それは何も考えずに作ったからではなく、考え抜いて作ったからこそだ。描きたい「すごさ」を、見ればそれだけで伝わるレベルまで落とし込むために作り手がどこまでも本気だったからだ。
(実際、監督のインタビューなどを読んでみると、かなり色々なことを考えて作ったのが分かる。無声映画としても見られるように作ったというのには膝を打った。画面の情報量、セリフのないシーンでのキャラクターの雄弁さ、音に頼らない映像のテンポなどが本当に素晴らしい)

結局何が言いたいかというと、マッドマックスすげええええ!!!ということだ。すごい。すごいぞこれは。

「この野菜は基本的には嫌いなんだけど、この調理法なら好き」のような気づきを与えてくれて本当にありがとう。おかげで、これからはもう少し食わず嫌いせずに色々な作品に触れられるだろう。

宮崎夏次系「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」感想

宮崎夏次系「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」を読みました。
http://morning.moae.jp/lineup/317


私にとってあまりにも馴染み深い気持ち悪さを、そのまま梱包したような短編集でした。
あまりに身近すぎて、自己投影を交えずに語ることが出来そうになく、言葉にすることをためらいました。
今から語るのも、結局自分の話です。

日常と呼ばれているものは、多かれ少なかれ気持ち悪いものを含んでいます。
気持ち悪いものが含まれているのも、それを平気な顔で飲み込んで生きていくのも、健全なことだと思っています。
飲み込めないほど大きな気持ち悪さも、普通の気持ち悪さを飲み込めないほど調子の悪い喉や胃腸もなく、とりあえずやって行ける程度には健康であるというのは、本当にありがたいものです。

健全ですし、全くよろしいことですが、しかしその健全さそのものが気持ち悪い。
気持ち悪さを飲み込んでけろっとしているなんて、不気味です。

だからと言って、それを不気味だと騒ぎ立てようとは思いません。
みんなが飲み込んで見えなくしている気持ち悪いものを堂々と晒したり、
逆に気持ち悪くなんてないと主張したりするつもりもありません。
そんなことはしたくないのです。別に。

それでもその気持ち悪さを——みんなが飲み込んでいるものも、みんなが飲み込んでいることも共有したいと願うなら、
たぶんそのまま梱包するのが一番いいのです。形も味も変えずに。

これは簡単なことではありません。
誰かに届ける過程で、形を変えたり、添加物を使ったりする必要が出てくるのは、食べ物も同じですよね。
感覚を、抽象的なものを、そのままエピソードの形に梱包するって、これはすごいことなのです。
(エピソードの形にすることは元々そうしたものの出力には適してはいるんですが、それにしたってすごい。)

そうしてこの気持ち悪さは私に届きました。
私にとってあまりにも馴染み深い気持ち悪さでした。
私にとって当たり前で、いつも側にあるものです。今更言葉にはしません。

ただ、これが私に届いたこと。
この、誰とも共有するつもりのなかった気持ち悪さを、受け取るという形で共有できたことは。
とてもとても、すごいことなので、語っておきたかったのでした。

他の単行本も買います。